指先防寒対策の実力チェック
降雪時の電熱グローブ+蓄熱インナーグローブ走行インプレ
少し前に購入した、RSタイチ e-HEAT 電熱グローブと、おたふく手袋 蓄熱インナーグローブですが、暖冬でなかなか真の実力確認ができずにいました。
運良く?寒波到来時に遠方に出かける用事ができましたので、その時の感想をまとめてみました。
購入時のそれぞれのアイテムの感想は過去記事参照ください。
走行条件
車両はモンキー125、ルートは市街地・流れの良い幹線道路で半々程度です。
予想気温がプラスで路面凍結の心配が無く、バイク走行可能と判断し出発。
後半20km以上は雪が降る中の走行となりました。
天気:曇りのち雪
気温:+1~+3℃
距離:約40km
時間:約1時間20分
休憩:なし
装備条件
電熱グローブの電源はバッテリー(車両電源非対応モデル)。
出力は常時MAXです。
電熱グローブ: RSタイチ RST650 e-HEATグローブ
インナーグローブ: おたふく手袋 JW-145 蓄熱インナーグローブ
グリップヒーター: デイトナ HOT GRIP 巻きタイプ EASY2 USB
早速の結論
- 1時間+αの連続走行に十分耐えられる
- 手が常夏……は大げさ
- 指の先っぽの局所的な冷えあり
総合力は満足
走行後半はゴーグルに張り付く程度の雪が降っているが積雪や路面凍結はしていない。そんな感じの天気でしたが休憩なしで1時間以上走り続けられました。
電熱装備無しと比較したら全然天国で、この走行条件なら十分以上です。
ぽかぽか暖かくは無い
一般に電熱装備でイメージするこたつの様にぽかぽか暖かい……走行中はそういう印象は無かったです。
(止まっているときは暖かさはしっかり感じるので、あくまで走行中)
このレベルを言葉で表現するなら「寒くなく、冷たくなく、暖かくもない」です。
今回のような0度ギリギリぐらいの気温だと、発熱量と奪われる熱量が均衡しているのだと思います。氷点下になったらこの装備では耐えられなさそうです。
電熱インナーベスト等とは違って、グローブは直接外気に晒されるので過度な期待は禁物ということでしょう。
それと、車両電源ではなくバッテリーで動かしているので、ヒーターの能力を発揮しきれてないのかもしれませんね。
局所的な冷え
走行1時間を過ぎると、指の最先端部がピンポイントで冷えてきました。
写真の赤丸の本当に狭い範囲です。
「電熱グローブのヒーター範囲外」+「グリップヒーターに触れない箇所」だからでしょうか。
ただ、指全体が冷えたわけではないので、無理せず休憩するなどすれば大丈夫だったはずです。
(追記)やっぱりすごいぞ蓄熱インナーグローブ
おたふく手袋の蓄熱インナーグローブの効果が良くわからなかったので、後日似たような天気の日に再確認。
- 右手:蓄熱インナーあり、USBグリヒ、電熱グローブ
- 左手:蓄熱インナー無し、USBグリヒ、電熱グローブ
小雪の舞う中、70km程度の連続走行しましたが、左右の手を比較するとやはり蓄熱インナーグローブありの方が長い間冷えを抑制できていました。
停止時にグローブを外して右手と左手を重ね合わせると、明らかに右手の方が体温が高いです。
電熱グローブやUSBグリップヒーターの熱をうまく貯めてくれたのでしょうか。
決して体感でものすごく暖かさに差があるという訳ではないのですが、蓄熱のあるなしで直接比較すれば確かに違いはある。そんな感じです。
縁の下の力持ち的な地味なアシスト効果といったところでしょうか。
まとめ
自分の真冬バイクニーズは、
- 通勤、又は往復100km程度のショートツーリングまで
- 路面凍結の恐れがあるときは乗らない
なので、この装備の満足度は非常に高いです。
モンキー125なら、ハンドルカバーも似合いそうなので、そちら方面で強化する方向もありと思いますが、今シーズンはそこまでせずに済みそうです。
こんなところです。今日もお疲れさまでした。
(おまけ)USB電源巻付けグリップヒーターの効果
追加装備として簡易的なグリップヒーターを付けましたが、気休めで装着したものです。
出力が11Wと、車両電源から取るタイプの半分以下のパワーしかなく、ウィンターグローブ越しだと「掌がほんのり暖かいかな?」程度です。
(大型バイクの純正グリップヒーターなら、汗ばむくらい暖かいんですが)
なので、USBグリップヒーターがあっても無くても、今回の感想の内容は大きく変わらないものと考えています。