- 冬のツーリングは重ね着で
- ミドルレイヤー・ベースレイヤー選びで遊びたい
- バイク用ミドルレイヤー選びのポイント
- ディティール
- 着丈、ズボンにインするかしないか
- デザイン・サイズ感
- 価格と性能
- この記事で想定している冬のバイクツーリングの環境
個人的ライディングウェア選びポイントの忘備録
冬のツーリングは重ね着で
冬といっても初冬 or 厳冬期、ツーリングコースや天気、時間帯で気温差は大きいです。
条件次第で汗ばんできたり、逆に十分な装備と思っても寒くて耐えられなくなったりといったことも珍しくありません。
ですから、冬場のツーリングでは、早朝はライディングジャケットの下のミドルレイヤーを複数重ね着して出かけて、日が高くなったらそれを脱ぐことで調整することが多いです。
厳冬期は上から順に、こんな重ね着です。
- ウィンターライディングジャケット
- 薄手の防風インナージャケット
- ミドルレイヤー1
- ミドルレイヤー2
- ベースレイヤー(下着)
出発時には、その日の気温を見てミドルレイヤー1と2の組み合わせを変えて微調整。
ツーリング中に日が昇ったらミドルレイヤー1や防風インナージャケットを脱いで汗をかくのを防いだりといったことをしています。
ミドルレイヤー・ベースレイヤー選びで遊びたい
ライディングジャケット、特にウィンタージャケットは高価ですし、防風防寒性のカギになるので、商品選びはなかなか冒険しにくく手堅い選択になっちゃいます。
ミドルレイヤー・ベースレイヤーは、選択できる価格レンジも種類も幅広く、徹底的に安くとか、最新の高機能品をリサーチしてとか、様々な視点で揃えることができます。
バイク専用品や、冬期登山用の高性能なもの、ワークマンといった新興勢力、安定のユニクロとかブランドの選択肢も豊富です。
何より、ネットで盛り上がる新製品が毎年でてくるので、ここに乗っかってツーリングで試して遊びたいのですね。
「結構使える!」とか「全然ダメだった~」とか、ここで無駄遣いして楽しみたいのです。
バイク用ミドルレイヤー選びのポイント
気にするポイント
- ディティール
- 着丈(前と後ろ)
- デザイン・サイズ感
- 価格
気にしないポイント
- 単体の性能
ディティール
ハイネックかクルーネックか
冬の街着を選ぶ場合は、寒いから首周りをすっぽり包むハイネックを……と安易に選べるのですが、重ね着前提のライディングウェアの場合は、首周りのデザインは気を使います。
何も考えずに、インナー、ミドルレイヤー、アウターそれぞれ単品で防寒性能が高いものを……
などと考えて、揃えてみたら全部タートルネックやハイネック等の襟が立っている服ばかり。
こうなってしまうと、ライディングジャケットのファスナーが閉められないとか、首元が苦しいとかそんな事態になってしまうんですね。
冬用のライディングジャケットは襟が立っている物がほとんどです。
アウターで冷気をシャットアウトするにはファスナーを一番上まで閉めるのが原則。
この内側で、何かを加えて首の防寒を強化したい場合は、追加アイテムは1つに絞った方がよいと考えます。
襟が立っているフリースだけとか、ネックウォーマーだけとか。
とにかくツーリングに出発した後に首が苦しくなり、アウターのファスナーを開けてしまい、冷気が入り込み、体の芯まで冷やしてしまう。という失敗は避けたいですね。
ジップアップに注意
首周りの話が続きます。
ミドルレイヤーは温度調整で脱いだり着たりするかも……と考えて、ハーフジップやフルジップの物を選ぶことが多いです。
防寒防風性重視の商品の場合、ファスナーの上端に折り返しがあり、少し厚みが出ていたりします。
これを重ね着してバイク走行した場合は、風圧でアウターのジャケットの首元が押され、次にミドルレイヤー、インナーの首元が押され……となり、最後に喉が押されます。
物によっては、ジッパーの金具がピンポイントで喉に当たって結構痛い思いをすることがあります。
痛いまで行かなくても、喉に固いものが当たったままは結構嫌なものです。
ちょっと襟を開いたり、折り返したりするだけで回避できる程度ですが、走り出してから「おやっ?」と思うことがほとんどなので、結構見落としがちなのです。
サムホール付きのウェアは痛いです
手首まで隠れるように袖が長く、親指を通すサムホール付きの防寒防風ウェアも販売されています。
確かに手首は温かいのですが、 長時間のライディングだと、サムホールの部分が親指の付け根に食い込んでしまって痛くなります。
走行風で袖がずり上がってくるからなのでしょうか?
着丈、ズボンにインするかしないか
一般アパレルを流用するときは着丈に注意が必要です。
こちらも重ね着前提で考えていきます。
インナーの裾はズボンにインしたいので長めの物を。
カッコ悪いかもしれませんがインするかしないかで、お腹の冷え加減が結構変わります。
ミドルレイヤーをインしても同じ効果を得られますが、パンツのウェストがキツくなってしまうので、やっぱい薄いインナーが良いです。
そのミドルレイヤーの着丈はそこまで長くなくていいですが、前傾姿勢の時にお腹と背中のベルト位置ぐらいまでは届くものだと良いですね。
デザイン・サイズ感
冬でもシュッとしたトップスを羽織り、ボトムスは防風ジーンズとかピタピタしたレザーパンツ……といった着こなしのカッコいいライダーを見かけますが、自分、温かさを優先してしまうので真似できません。
どうしても、ライディングジャケットがパンパンになっていて、「こいつ着込んでんな~」という見た目になってしまってます。
見た目は、なかなか解決できない課題ですね。体形も悪いんですけれど。
せめて、食事とかゆっくりと室内に滞在するときだけでもと思い、ライディングジャケットや防風インナージャケットはこまめに脱いでます。
なので、なるべくミドルレイヤーに使う服は、すっきりとしたラインの物を選びたいなと思ってます。
価格と性能
ここまでで、特にバイク用だからとか防風防寒最優先とかいう視点は全然無いんです。
ですから、ユニクロとかワークマンで必要十分以上なものが手に入ります。
大量生産品ですから、コスパに優れてますよね。流行るのも納得です。
アウトドアブランドの物は少々お高いですが、見た目もカッコいいですし、高性能なので、普段着と兼用と思って買うこともあるんですけれど、結局ワークマンで小金を使ってしまって、バイクに乗るときはそっちばかり着るようになるという。
ワークマン万歳!
価格:790円 |
この記事で想定している冬のバイクツーリングの環境
日帰り前提で、電熱ウェアに頼らないぐらいの寒さを想定しています。
- 気温 5℃以上(路面凍結なし)
- 一日の走行距離 300km~500km程度
- 高速道路の利用 有り(ただし早朝の走行は避ける)
- バイク本体への防寒装備なし(グリップヒーター、ハンドルカバー等)
- ライダーの耐寒性能 東北地方育ち、能力高め