調子に乗ってYZF-R25のレバーも交換します
中華レバーからSPEEDRAレバーへ
先日モンキー125のブレーキレバー、クラッチレバーを純正からSPEEDRA製の調整式レバーに交換したのですが、気に入ってしまったので妻のメインマシンであるYZF-R25も同じレバーに変えてしまいます。
元々、立ちゴケで純正レバーが折れてしまったので、中華ブランドのショートレバーに変えていたのです。
妻の方はこのレバーに不満が無いですが、自分が借りて乗るときに「なんかイマイチだなー」と感じていたので……
交換後はこんな感じになりました。
新旧レバー比較
現状(写真下)は、Amazonで購入したMZSというブランドのショートレバーです。
妻は手が小さいので調整機構が必須、立ちゴケで折れないようにショートレバーをということで、手っ取り早く手に入って安いものとだけ考えてました。
新しいもの(写真上)は、モンキー125に装着したものと同じSPEEDRAのレバーです。
SPEEDRAはロングタイプなので、MZSより長めです。
写真で伝わるかどうかわかりませんが、MZSは指が掛かるレバー部分が鋭角な加工ですが、SPEEDRAの方は丸みを帯びて滑らかなです。
また、塗装はMZSは艶々しているのに対し、SPEEDRAはマットカラーで高級感があります。
調整部分の精度
MZSのレバーの一番の不満は、調整機構の部分の遊びが大きくて、レバーが上下にグラグラする点です。
レバー幅を一番広く設定すると遊びによるガタがほとんどなくなり、一番狭く(妻用の設定)にするとガタツキが大きくなるという感じです。
自分は狭い方から3番目か4番目で使うのですが、やはりその状態でもグラグラが気になってあんまり気持ちよくなかったのです。
ここのボルトを増し締めしてみたのですが、状態があまり変わらなくて……
一方、SPEEDRAの方ですが、MZS同様にレバー幅の広い狭いでガタツキに変化はあります。
けれども、MZSの様にあからさまにグラグラするようなことは無く、その変化の幅がかなり小さいです。
SPEEDRAレバーとハンドルバーウェイトの相性
一旦レバー交換した後に、ハンドルバーウェイトとSPEEDRAレバーの相性が悪いという落とし穴に気づきました。
このバーウェイトは車両購入時に最初から取り付けられていたEFFEX製の物です。
SPEEDRAクラッチレバーを握り切ったときにバーエンドに当たって、カツカツと金属音が出るのが気になってしまいました(写真上側矢印部分)。
この音を抑えるために、熱収縮チューブでバーエンドを包んでみました。
金属音がコツコツとした鈍い音に変わったのであまり気にならなくなりました。
尚、クラッチレバーがバーエンドに当たる現象ですが、2つの条件で発生します。
- レバー幅を狭く調整した時
- 教習所で習うように4本指で完全にレバーを握り切ったとき
あいにく、妻がこの両方を満たしてしまうんです。
ハンドルバーウェイト干渉問題の緩和加工
当たり金属音を解決した方法を少し詳しく説明ます。
使った熱収縮チューブはこちらです。
本来は釣り竿などのグリップに使うもののようです。
素材は薄手なので、クッション性を期待するより金属音の抑制効果だけを狙って手配しました。
これをカッターで適当な長さにカット。
ドライヤーで温めて、包むように収縮させるだけで完成です。
工業用のヒートガンを持っていないのでヘアドライヤーで代用しましたが、これだと温度が低く収縮に5分以上掛かりました。
バーウェイトが金属なのでそちらに熱を取られてしまうせいかもしれません。
ポン付けで済むかと思ったら面倒な作業になってしまいました。
今日もお疲れさまでした。