微妙な初期不良発見
モンキー125のケーブルクリップが外れます
信号待ちで何気なく下の方を見るとプラプラしている部品を発見。
どうやら、フロントサスに沿って配線している、ABSの車速センサーケーブルのクリップが外れてしまったようです。
ホントは写真の上の矢印の位置にあるはずのクリップです。
パーツカタログで調べてみると、この部品。
90690-MCA-003 クリツプ,ケーブル 14MM
ブレーキホースと共止めする8の字形状のコードクリップで、ロックする爪が外れただけでした。
付け直せばOKのはずなのですけど、何度直しても100kmほど走れば外れてしまいます。
初回点検で一応クレーム
点検時にディーラーに現象を伝えて、新しいクリップを手配してもらうことにしました。
ただ、そもそも素材自体が柔らかく上下方向に爪がズレやすいようだとの事で再発の可能性も言われています。
整備士さんの外れるメカニズムの予想ですが、
- ブレーキを掛ける度にホースやケーブルが動く
- その影響でクリップのロック爪が上下にズレる
- 限界を超えると外れる
という感じです。
最初はロック爪自体の不具合と思ってたんですが、部品形状自体は問題が無いようです。
自分でもケーブルクリップをチェック
後で自分でクリップをよーく見てみたら、内面に突起があってブレーキホース表面に食い込むような構造になっていました。
設計的にはこの突起がちゃんと食い込むことで、クリップがブレーキホースに固定され、ロック爪が上下にズレない仕組みになっていると思われます。
ブレーキホース表面をよく見ると、この突起が刺さった跡がちゃんとついてましたが、それでも食い込みが甘いか突起の形状に不具合があったかという事もあるかもしれません。
それなら部品交換で直ってくれるかも。
応急処置
ディーラーの方では応急処置としてクリップの代わりに結束バンドで仮固定してもらいました。
ただ見た目がよろしくなかったので、交換部品納品までの応急処置を自分でやり直してみます。
(遠方のお店なので、次回訪問が先になりそうですから……)
こんな感じです。
不具合の合ったクリップをそのまま使って、ロック爪の上下ズレは小さい結束バンドで押さえつけるようにしました。
1000km程度走っても問題なかったので結果は上々です。
見た目もほぼ純正と変わらずできれいに仕上がりました。
部品交換でも治らなかったら、このまんまでも良いかも。
今日もお疲れさまでした。
……追記
その後、クリップ部品の交換で完治しました。
初期不良としてメーカー保証の範囲内です。