- 操作性が悪いと評判の『デイトナ DT-01』に変更
- 取扱説明書が分かり難い
- ハードウェアの条件
- ボタンの基本構成を覚える
- インカム通話は『A』ボタン
- スマホ操作は『M』ボタン
- 『V』ボタンは例外
- 電話操作も『M』ボタン
- 電源ON/OFFは『A』+『V』
- DT-01同士のペアリング
- スマホとのペアリング
- モード切替(ファームウェアV2.11以降)
- 実際のところ操作性はどうなのか?
- 総合満足度
Bluetoothインカム デイトナ DT-01使い方の忘備録
この記事はV1.36までの情報です。2020年9月ファームウェア V2.11のお話はこちらの記事。
2022年1月20日にクイックマニュアルが公開されました。
手っ取り早く操作方法を見たい方はこちら(デイトナ公式)へ。
※オプションの超スリム高音質スピーカーはこちらの記事。
操作性が悪いと評判の『デイトナ DT-01』に変更
Midland製の古いBluetoothインカムから、デイトナ製のDT-01に買い替えました。
通販サイトのレビューを見ると操作性が悪いと評判でしたが、2個セットが安かったので、その辺は割り切れると判断です。
インプレ的なものは最後に記載します。
DT-01に限らず、一般的にバイク用のBluetoothインカムは、機能に対してボタン数が少ないので、複数回押しや、長押し、複数ボタンの組み合わせ操作などをユーザーに要求します。
……こういうの覚えるのがとっても苦痛な歳になってきてます。
最初に覚えるべき最低限のボタン操作をブログに忘備録として書いておきます。
情報を整理することで、操作を頭に叩き込む助けにもなりますしね。
取扱説明書が分かり難い
DT-01は、ファームウェアが何度かアップデートされていて、その度に操作性が改善されています。これはメーカーとして、実に良心的な対応です。
しかし、デイトナのホームページには、バージョンごとに複数のマニュアルがアップロードされていて、どれを読めばいいのか分かり難い。
現在の最新は『V1.36』なので、この場合に見るべきマニュアルは、
- 「V1.33の取扱説明書(フル機能解説版)」
- 「V1.35の差分説明書」
- 「V1.36の差分説明書」
でいいはずです。
ハードウェアの条件
DT-01のファームウェアバージョンはV1.36。
接続するスマホはAndroidの Samsung Galaxy S9+として書いていきます。
ボタンの基本構成を覚える
- 『A』ボタン……サイドの大きいボタン
- 『M』ボタン……上部の押し難いボタン
- 『V』ボタン……下部のシーソー式のボリューム
ボタンは3つだけ。これはすぐに覚えられる!
取説の名称を「上」「でかいの」「ボリューム」とかにしてくれるともっとわかりやすいと思うのですけれど。
インカム通話は『A』ボタン
ペアリング済みであれば、通話の開始・終了はAボタンの操作だけ。
「通話はでかいボタン」
これをしっかり覚えて、通話の開始・終了操作の記憶につなげる。
- 通話開始……『A』2回短押し
- 通話終了……『A』長押し
スマホ操作は『M』ボタン
次に覚えるのは、
「スマホがらみは上ボタン」
よし行ける。
- 音楽再生・停止……『M』1回短押しのトグル
- Googleアシスタント呼び出し……『M』長押し
『V』ボタンは例外
こいつがインカム通話にもスマホ操作にも使うので厄介です。
「増やす・減らす・送る・戻すはボリューム」
と覚えます。
操作の向きは間違えたら反対側に倒せばいいだけ。
- 音量アップ……『V』後ろ側にチョンと倒す
- 音量ダウン……『V』前側にチョンと倒す
- 音楽曲送り……『V』後ろ側に長く倒す
- 音楽曲戻し……『V』前側に長く倒す
電話操作も『M』ボタン
電話もスマホなのでMです。
でも走行中は電話に出ることも掛けることも無いので、余計なことは覚えません!
限られた脳内記憶容量を節約します。
電源ON/OFFは『A』+『V』
毎回必ず操作するので、これは簡単に体で覚えるはず。
- 電源ON/OFF……『A』+『V』前側の同時長押しトグル
操作を受け付けてくれると音声ガイドが流れるので、成功・失敗はすぐわかる。
DT-01同士のペアリング
あんまり操作しないので覚えられなそう。
「ペアリングは親機と子機で操作が違う」
大丈夫かな。
- 子側(先操作)……『M』を超長押し
- 親側(後操作)……『A』を超長押し
特に複数台接続時、親は後。大事。
これも音声ガイドが流れるので、失敗すればすぐわかる。
スマホとのペアリング
DT-01同士のペアリングと同じ操作。
電話関係なのでやっぱりこれもMです。
- スマホペアリング……『M』を超長押し
モード切替(ファームウェアV2.11以降)
ファームウェアバージョンアップで追加された機能。
2人モード→4人モード→6人モード→2人モード→…と切り替わる。
- モード切替……電源OFF時に『A』『M』を同時長押し
これだけ電源OFF時の操作。
誤ってモードが切り替わっちゃったりしたときは、この操作を忘れてるので結構慌てます。
実際のところ操作性はどうなのか?
少なくとも最新の本体と、最新のファームウェアの操作性は、以前使っていたMidlandと似たようなものかと思います。
あちらも、たまにしか使わないペアリング操作とかは覚えてませんでしたしね。
それよりもメカ的な部分で感触の悪さは感じます。
- 『A』はクリック感に乏しい
サイズは大きいのでそこはいいのですが、グローブをしていると、正しく押せたかどうか全然分からないです - 『M』は固い
マイナーチェンジで改良されたようですが、やっぱりイマイチ固いです
ヘルメットへの取り付けをクリップにしている影響かもしれません
テープ貼り付けにして、本体をガッチリ固定すれば押した感触がよくなるかもしれないですね
後から発売された廉価版のDT-E1の方は、ボタンレイアウトが変更されているので、そちらの感触を確かめてみたいですね。
欲しい時に自主回収となっていたため、この製品は試せなかったんです。
今は販売が再開されたみたいです。
総合満足度
満点という訳ではありませんが、インカム通話、スマホ接続で不満は無く機能面はとても満足しています。
見た目もシャープなデザインでカッコいいと思ってます。
不満は、ボタン類の操作感が気持ち良くない点になります。
肝心の音声通話の品質やスピーカー音質は、以前の古いMidland機よりクリアで聞き取りやすく高品質と思います。
バッテリーも日帰りツーリングでは電池切れにはなりません。自分の用途では満足です。
充電ケーブルもUSB Type-CでOKで、スマホのGalaxy S9+と兼用可。
これは意外とうれしいポイントです。
他機種との接続性とか、マスツーリング環境で必要な機能が十分かどうかはわかりませんが、DT-01同士で2~4台程度接続できれば十分という方には、コストパフォーマンスに優れていてとてもいい機種だと思いますよ。
あとは、ほんとカチカチと気持ちよくスイッチ操作できればと。
なかなか「良い道具を使ってるなぁ」と思いにくいのですよね。
値段なりの品質なのかもしれませんけれど。