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YZF-R25 2019 グリップヒーター & USB-C電源取り付け

グリップヒーターが無いと耐えられない体に…

巻きつけ式グリップヒーターからアップグレード

YZF-R25は中古で購入した時から巻きつけ式のグリップヒーターが取り付けられていました。
電源はUSB方式で正直発熱量が物足りなく東北の冬には太刀打ちできない性能でした。

 

後から購入した車両のVFR800Fはグリップヒーターが標準装備だったのですが、かなり暖かくて「車両電源のグリップヒーターこそ真のグリップヒーターでは?」などと思ってしまったんです。

 

ということで、R25の方にも本格的グリップヒーターを取り付けます。
ついでにUSB電源もType-Cの新しいものに交換。これも中古車両に元々取り付けられていた古い型式のもので、最新のスマホは充電できなかったものですから。

 

購入した商品

  • グリップヒーター
    キジマ GH10 グリップ長さ 120mm対応
  • USB-C電源
    デイトナ USB電源 USB-C PD3.0対応 急速充電 18W 1ポート
  • USB-Cケーブル
    デイトナ 充電ケーブル 20cm USB-C & USB-C L字コネクター
  • 電源取り出し
    ワイズギア ワイヤーリード2
    ワイズギア ワイヤーリード 三口分岐
  • グリップボンド
    ホンダボンドA

YZF-R25は妻が運転することが多いのでグリップの太さが重要でした。手が小さいので純正よりも太いと必ずクレーム来ますから。
この点、キジマのGH10は太さ32mmと握りやすさを謳った商品で最適と判断しました。

 

ワイズギアの電源取り出しハーネスは正直無くても良かったんですが、前オーナーさんの配線がごちゃごちゃしていたのですっきり整理したくて購入しました。
多分、USB電源とETCで取り付けをお願いしたお店が別だったんでしょうね。統一感が無かったです。

 

デイトナが販売しているD-UNITといった箱型の配線キットも考えましたが、シート下スペースが狭くて取り付けに苦労しそうなので電源取り出しハーネスを選択しています。

電気配線に必要な電工ペンチやはんだごてを所有しているので、電源取り出しハーネスの方が、ハーネス加工で応用が利きそうということもあります。

 

 

 

 

 

 

 

作業の流れと必要工具

大まかな作業はこんな流れです。配線スッキリ整理したいのでタンクカバーも取り外して作業性を上げることとしました。

  1. シート、左右カウル取り外し
  2. タンクカバー取り外し
  3. ETCの電源ハーネス取り外し
  4. 古いUSB電源取り外し
  5. ワイズギア電源取り出しハーネス接続
  6. 左右グリップ取り外し
  7. グリップヒーター取り付け
  8. USB-C電源取り付け
  9. ハーネスすべて接続
  10. 動作チェックと配線整理
  11. 元に戻す

 

必要工具ですが、ドライバーやラチェットレンチ以外の電装関係の作業に必要なものとして以下準備。

  • 電工ペンチ
  • ニッパー(結束バンドを切ったり)
  • テスター
  • 結束バンド
  • 絶縁用テープ(ビニールテープ等)

 

カウルとシート、タンクカバーの取り外し

まずはカウルとシートを取り外します。こちらは過去記事に手順書いてますのでこちら参照。
なんども繰り返すうちに手順を覚えてしまいました。

mototabilog.hatenablog.com

 

タンクカバーは配線の邪魔になりそうなので外すことにしました。
指が太くて狭いところの作業が苦手なのと、配線通しのような工具を持って無いので。

 

前側にプッシュリベット、後ろ側にボルトが左右にあるのですべて外します。

前側のカバーを外します。爪を噛み合わせているだけなので、左右の端から上にあげればパカっと外れてきます。

 

前側カバーの下にボルトが左右に1本ずつ隠されているので、これを外します。

 

あとはカバーを上に持ち上げれば外れます。
中央付近にゴムブッシュがあるので手ごたえを感じますが、ゆっくり持ち上げていけばパカっと一気に外れてきますので大丈夫。

これで左側丸見えになったので、きれいに配線を這い回せそうです。

 

ETCの電源と古いUSB電源取り外し

ここの作業の説明は割愛。自分しか役立たないので。
これらの機器はテールランプの配線を分岐して電源を取っていました。

 

一旦すべて取り外し新車状態の配線に戻しておきます。

 

ワイズギア電源取り出しハーネスの接続

車両に適合するかどうかしっかり確認して買った商品ですが、やっぱり適合しなかったとなると大変なので、このタイミングで接続し通電を確認しておきます。

全体はこんな感じ。三口分岐ケーブルも買ったので3系統分のカプラとカシメピンが付いてきます。



取説によるとウインカーリレーに割り込ませるようです。
自分の年式のYZF-R25の場合は、バッテリーの左前側のこの四角い箱がそれです。
見た感じ同じコネクタは他にないので間違え難いですね。

こんな感じで割り込ませる形でカプラを接続すればOK。
電源取り出しハーネスには丸端子のついたアース線が出ているので、それをバッテリーのマイナス側に接続。これで配線完了です。

メインキーをONし、アクセサリー接続用カプラにテスターを当てて電圧を確認したところ+12V以上出力されていることを確認しました。

 

流石にワイズギアで販売している商品だけあって、全く問題ありません。
これで電源取り出しの心配はクリアされたので、グリップヒーターやUSB電源を取り付けに進みます。

 

左グリップ取り外し

グリップヒーター取り付け前に、今付いているグリップを外します。
まずはクラッチレバー側の左から。

エアーコンプレッサーがあればエアの力で接着剤を剥がしてグリップを取り外すそうですが、残念ながら持って無いのでマイナスドライバーとパーツクリーナーで無理やり外していきます。

 

最初にスイッチボックスは外してしまいます。
パーツクリーナーが付着してしまうと痛めてしまう可能性がありますし、作業の邪魔になるので。
車両前側から見るとネジが2本見えるので、それを外しボックスを開いてハンドルから取り外します。

 

まずはグリップの車両側からマイナスドライバーを差し込みパーツクリーナーを注入。

同様に、反対側にからもパーツクリーナーを注入していきます。
あとはマイナスドライバーを隙間に押し込んで、ハンドルバーとグリップの接着を剥がしていくだけです。

純正のグリップは再利用しないので、カッターで切り開いてしまっても良いのですが、それもちょっと乱暴かなと思ってこの方法としています。

 

パーツクリーナーと力技を併用して慌てずに地道に接着剤を剥がしていけば、いつかはくるっとグリップがフリー回転するようになりますので、そうなったら引き抜けばOKです。

 

右グリップ取り外し

アクセル側のグリップヒーターはスロットルコーンとグリップが一体になっています。
このため、今付いている純正のグリップもスロットルコーンごと外す形です。

左側のグリップ外しは力仕事でしたが、右側は力要らずで楽です。

 

スロットルコーンを外すには右スイッチボックスを開く必要があります。
下側にネジがあるのと、ゴムカバーと樹脂カバー、カバー内のネジがあるので左側のスイッチボックスより作業が面倒です。

 

スイッチボックスを外したらスロットルワイヤーが見えてくるので、それを外していきます。
アクセル開けると手前側のワイヤーが緩むので、その時にワイヤーの先のタイコをワイヤー巻取り部から外せばOK。反対側のワイヤーも同じような要領で外します。

あとはグリップを外側に引っ張るだけでするっとグリップを取り外せます。

 

右グリップヒーター取り付け

GH10にはワイヤー巻取り部のカムが3種類付属しています。
YZF-R25の純正状態に近い形状のもの選んで、GH10のスロットルコーンにセットします。

あとは右ハンドルに差し込むだけなのですが、巻取り部の厚みが純正より薄いのでスロットルがスイッチボックス内でガタつきます。
これを解消するためにリング状のスペーサーが付属していますので、忘れずに差し込んでおきます。

 

グリップヒーターなので電源線が生えてます。
スイッチボックスを閉じる前に、この配線の場所がアクセル操作の邪魔にならない場所になるよう調整します。
自分は真下に配線を出して、とりあえずこれでOKとしました。
実走行で気に入らなかったらいつでも直せるので。

左グリップヒーター取り付け

左側のグリップヒーターは、通常のグリップ同様気合でハンドルバーに押し込むだけです。

GH10の取扱説明書によると、基本的にはグリップボンドを塗布せずに圧入の力だけで固定することを前提としているようです。
グリップヒーターが緩かった場合の調整用にアルミテープが付属しているくらいですし。

 

YZF-R25では、グリップヒーターが緩いという程では無かったですが、手持ちのグリップボンドを適当に塗布して緩み防止としました。
ボンドが潤滑液代わりになってグリップを入れやすくなるので作業性もいいですし。

尚、取説には耐熱性のあるボンドを使うよう注意の記述があります。

 

グリップヒーターの電源スイッチが操作しやすい位置になるように調整して、取り付け完了です。

 

USB-C電源取り付け

続けてUSB電源。バーハンドルではないので本体をどこに取り付けるか?ですね。
セパレートハンドル車だと小さなUSB-Cのコネクタですら取り付けるスペースがありません。

 

ハンドルの根元に少しだけハンドルバーが見えている場所を見つけました。
USB電源付属の取り付け台座はこのスペースに収まらなかったので、手持ちのゴムシートをカットして自作台座として、これに結束バンドでUSB-Cコネクタを取り付けることにしました。

ハーネス這い回し

左右グリップヒーターとUSB-C電源のハーネスを、バッテリー付近まで通します。
元々古いUSB電源やETCのインジケーターのハーネスが通っているので、その経路を真似します。

 

問題は、左右グリップヒーターのハーネスが合流する分にあるヒューズボックスのような箱と、同じくUSB電源の電源コントローラが収まっている箱を納める場所。

色々考えた結果、下の写真の場所に固定しました。

比較的前側に箱が収まったのでグリップヒーターのハーネスにかなり余裕ができてしまいました。これについてはメーター下のステーに沿って束ねて結束バンドで留めておきます。

 

全ハーネス接続

グリップヒーター、USB-C電源、ETCの3つの機器の電源ハーネスをワイズギヤの電源取り出しハーネスに接続します。

 

カプラで接続する方式なので各機器のギボシや丸端子は全部カットします。
続けて、端部の被覆を剥いて電工ペンチで端子をカシメます。

 

プラス側は茶色の線なので間違えないようにカプラをセット。この状態でショートしてないことをテスターで確認しておきます。

 

最終的にECU下のスペースにすべての配線がきれいに収まりました。

 

動作チェック

エンジンを始動して、各機器を一つずつ動作チェックしていきます。

  1. ETCは、カードをセットしてインジケーターのランプ点灯を確認
  2. USB-C電源はスマートフォンを接続し充電できることを確認
  3. グリップヒーターは、MAXパワーで動かして暖まることを確認
  4. 最後に全部同時に動かしてヒューズが飛ばないことを確認

オールOK!接続しながらテスターや通電確認は行ってきたのでここは最終確認という意味合いです。

 

元に戻して実走行

あとは、バーエンド、タンクカバー、左右カウル、シートを順に取り付けていって作業完了です。

思ったより長時間の作業になって大変でした。

 

実際に気温10℃前後の日にテスト走行してみましたが、USB電源の巻きつけ式グリップヒーターとは比較にならない温かさで大満足です。

温度上昇の速度はVFR800Fのホンダ純正グリップヒーターより遅いように思いました。車両自体の発電能力の差でしょうか。

 

グリップを握った感覚は純正と違うなとは感じます。

 

太さはあまり変わりないんだと思いますが、手の当たりがちょっと硬質な印象です。
純正と太さを同じにするために、グリップのゴムが薄い設計なのかもしれません。

 

操作性は良いですね。スイッチがグリップと一体化されているのでハンドルを握ったまま電源を入れたり温度を変えることができます。

 

ただ、グリップ取り付け時にスイッチ位置はよく考えた方が良いと思いました。

  • 夜間走行時グリップヒーターのLEDが視界に入りちょっと邪魔に感じた
  • グリップヒーターのスイッチとウインカースイッチが横並びになるように取り付けちゃったので、少し紛らわしい

自分の場合は、もう少しだけスイッチが下になるようにするとちょうどよかったかもしれませんね。
本当にちょっと気になるなってだけで、慣れれば問題ないレベルですが。

 

 

今日もお疲れ様でした。