- サイドカウルとフロントスクリーン周りの分解手順記録
- シート取り外し
- サイドカバー取り外し
- ワイズギア カウリングプロテクター取り外し
- 下部インナーパネル取り外し
- メーター左右インナーパネル取り外し
- ウインカーの電線外し
- サイドカウル外し
- ミラー外し
- フロントカウル外し
- フロントのインナーカウル外し
- 状態チェック
今度は前側のカウルを外す
こちらの続きです。
サイドカウルとフロントスクリーン周りの分解手順記録
先日はリアカウルを交換しましたが、前側にもダメージがあるので同じく分解して状態を見ます。
リアと同じくシートとサイドカバーを外したのちに、フロント側のサイドカウルを左右取り外し、スクリーンを含むフロントカウルを外していきます。
必要な工具はこんな感じです。
シート取り外し
最初にシートとタンデムシートの間のカバーを外します。
ネジは左右に1本ずつ。4番の六角レンチです。
爪でカウルに引っかかっているので、少しカウル側を広げてあげると簡単に外れます。
続けて前シートを外します。こちらはボルト2本を外してシートを持ち上げれば簡単に外れてきます。
サイドカバー取り外し
フロントカウルに取り掛かる前に、左右のシート下の黒いサイドカバーを外す必要があります。
ネジは2本だけです。
タンク下あたりの部分は爪でフロントカウルに引っ掛けてあるので、これを丁寧に外せばポロっとサイドカバー全体が外れます。
ここまでで、カウル取り外しの準備ができました。
ちなみに、リアカウルを外す時もここまでは必ず必要な共通の作業になります。
ワイズギア カウリングプロテクター取り外し
このYZF-R25は、ワイズギア製のカウリングプロテクターが取り付けられているので、まずはそのプロテクターの外装を外します。
六角レンチでねじを2本外すだけで、プロテクターのウイング風カバーが外れます。
下部インナーパネル取り外し
左右のサイドカウルを下側で連結しているインナーパネルを取り外します。
片方2本、両側で計4本のねじを外せばポロっと取れてきます。
メーター左右インナーパネル取り外し
メーターの左右に黒いパネルがあるのでこれを外します。
手前に目立つネジがあるのでまずはそれを六角レンチで外します。
この他にプラリベットが3本使われています。
真ん中のヘソを細い六角レンチなどで押し込むと緩みますので、爪などをひっかけてリベットを外します。
上面のリベットのみワッシャが付いてますので他のリベットと混ぜないように注意します。
ウインカーの電線外し
ウインカーはサイドカウルに取り付けられていて、電線が車両側に接続されていますのでカウル取り外し前に結線を外しておきます。
このR25はワイズギアのLEDウインカーにカスタムされてますが、純正でも取り外すギボシ端子がどれかはすぐわかると思います。
これを外せば、サイドカウルはフリーになるので取り外し準備がこれで完了です。
サイドカウル外し
R25のサイドカウルは、いくつかのパネルが組み合わされてできてますが、それらのパネルが合体した形のままごっそり一気に取り外せます。
まずはアンダーカウルのねじを外します。
次にタンクカバー脇のボルトを外します。
ネジはこの2本だけになります。
サイドカウルは、2カ所ゴムブッシュで車両に留められています。
まずはそれをゆっくり外します。
ゴムブッシュが外れたら静かに前方にずらすとカウルが外れてきます。
前方先端部に爪があって、フロントカウルとかみ合っています。
絶対に手前に引かないでください。爪が折れてしまいます。
写真は左側だけですが、右側も同じように作業を行います。
ミラー外し
フロントカウルを外す前に、左右のミラーを外します。
ミラーの付け根の目隠しキャップを小さなマイナスドライバーなどで慎重に外せば、キャップボルトが見えてきますので2本外せばミラーが取り外せます。
フロントカウル外し
今回は透明のウインドスクリーン部分は合体した状態のままフロントカウルを外します。スクリーンに傷をつけないように慎重に作業していきます。
ネジは片側2本、左右で4本です。内側のねじは奥まっていて判り難いです。
ネジを外すだけではカウルは取れません。
一カ所だけゴムブッシュでインナーカウルと接続されていますので慎重に外してください。これでカウルを取り外せます。
フロントのインナーカウル外し
青色のカウルの内側に黒色のインナーカウルがあります。
転倒時にこちらも傷ついてしまったので外してみます。
フロントのエアダクトを下側からのぞくと、ねじ式のプラリベットが2本あります。
小さめのプラスドライバーでこれを外します。
カウル内側は左右それぞれ上部2本、下部1本のネジ。左右計6本で固定されています。
(下部のネジは転倒時に外れてどこかに行ってしまったようです…)
上部は奥まっていて外しにくいです。ネジ山を舐めないように注意して外していきます。
状態チェック
これで一通りカウルが外れました。
サイドカウルの上部は見えないところの爪が折れていました。
フロントのインナーカウルも爪がつぶれている箇所がありました。
外観よりも内部にダメージがあったようです。
一部パーツは欠品のようですぐには手に入らなそうです。
爪が折れていても、カウルの固定は出来ていて走行に問題なさそうなので、部品入手まではこのままで乗るしかないですねぇ……
傷は塗装で誤魔化しますか。
では、今日もお疲れさまでした。