思いつき日帰りツーリングを後から思い出す用のブログ

なぜかツーリング記録が少なくて用品レビューとメンテ記録ばかりです

【バイク用品】 デグナー サイドバッグ NB-76

14年前のサイドバッグを新しく

タンデムツーリングにはサイドバッグが必要です

タンデムする機会が多いため、二人分の荷物積載用に振り分け式のサイドバッグを長年愛用しています。

最新のツアラーやアドベンチャータイプのバイクは純正のカッコいいパニアケースが用意されていますが、古いスポーツバイクにはそういうのは無く……

 

このサイドバッグを14年ぶりに買い替えたので、進化の確認と装着のコツをまとめてみます。

 

新バッグもデグナー製で

スポーツバイクに似合う左右振り分け式のサイドバッグは比較的マイナーな存在なので、迷うほど品揃えはありません。

メーカーではタナックス、ゴールドウイン、デグナー辺りが昔から継続して販売していると思います。

 

今までデグナー製を使っていて十分満足できる使い勝手でしたので、またデグナーにしました。

 

従来:デグナー NB-13 12l-20l(片側)

新品:デグナー NB-76 15l-22.5l(片側)

 

容量と見た目は同じ感じ。

新型はバイクに装着後でも左右のバッグ単体で簡単に取り外せるようになっています。
今まではシートごと外さないとダメだったのでこれは便利かもしれません。

デグナー スポーツダブルバッグ NB-13 バイク用品インプレッション-バイクブロス

 

14年間の進化

NB-13とNB-76の大きな違いは以下2つ。

  • バックルで簡単に左右のバッグを取り外せる
  • 固定ベルト調整がマジックテープからアジャスター式に

 

一般的なシートバッグ同様に、固定ベルトを車両側に残したままバッグを外せる様になりました。
泊りのツーリング等では便利そうです。

 

一方で、バッグの取り付け位置を調整する方法が、ベルトのバックルについているアジャスター方式(リュックの肩紐で良く使われているヤツ)になったので、走行時に緩んだりしないかが心配ポイントです。

 

変わらない点

ほとんど変わってない点もあります。

  • 防水性能はほぼ無い
  • 形状、取り付け方式も変化ない

新・旧どちらもバッグ自体に防水性能は無くレインカバーが付属してきます。

レインカバーの縫い目の防水の為にシームテープが貼られているのですが、こいつが劣化するので、長く使いたい場合は要注意です。

レインカバーは当てにせず、ジップロックを内袋にして浸水対策にしています。

 

装着時の下準備

サイドバッグサポートなどと呼ばれるステーなしで装着した場合、リアカウルに直接バッグが接触する形になります。

このままだと、バッグが擦れてカウルが傷だらけになりますので、保護フィルムが必須です。

 

自分は2段構えで保護しています。

  1. カーボン柄保護フィルムを常時貼り付け
  2. バッグ装着時のみ貼って剥がせるシートを貼りつけ

 

2種類の使い分けですが、

カーボン柄は薄手で、見た目のカスタムも兼ねて広い面積を保護。

 

貼って剥がせるシートはゲル状の厚手で、リアカウルの最もバッグに強く当たる箇所をピンポイントで保護。

厚手のフィルムは多少浮いていても、バッグに押し付けられるので剥がれ落ちることはありません。
ツーリングから帰ったらバッグ取り外しと一緒にフィルムも剥がしておきます。
剥がしたフィルムは水洗いして、クリアファイルに張り付けて保管しています。

 

固定ベルトの取り付け

シートを外してサイドバッグを取り付けるためのベルトを装着します。

写真ではしっかり締めつけてますが、緩めに付けてシート装着後にしっかり締めた方が、シートをロックする金具類とベルトの干渉をうまく避けられます。

 

サイドバッグの位置調整

バックルはシートの真横ではなく、かなり上になるように調整した方が良いです。

調整用のアジャスターがたくさんあるのですが、ここではバッグ接続のバックル部ではなくベルト本体側のアジャスターで調整します。

 

一旦サイドバッグを取り付けてみます。

この段階では少しハの字になるぐらいでちょうどいいです。
あまり開きすぎであれば、バッグ接続部のアジャスターで調整できます。

この段階まで来ると、バッグの高さを上げる方向に調整することはできません。
もう一度シートを外してやり直しになります。

 

それと、厚手の保護フィルムは、ここで貼り付け位置が正しいか確認しておき、当たり位置がズレている様であれば調整します。

 

補助ベルトの取り付け

補助ベルトの取り付け前に、バッグに何か荷物を入れておきましょう

アジャスター方式の場合、荷重が抜けた状態だとベルトが緩みやすいのです。

ペットボトルの水などを何本か入れておくといい感じに安定して作業が進められますよ。

 

さて、補助ベルトですが、左右と後ろ合計三本で最終的に固定します。

後ろはテールライト下に回す形で簡単ですが、左右のベルトは車両側にフックボルトやタンデムステップなどちょうどいい感じにひっかけるものが必要です。

CB1300はリアショックの固定部分にフックがあったのでこれを利用しましたが、ちょっと心もとないかも。

他にいい場所が無いかもう少し研究します。

3本の補助ベルトをバランスよく締め付ければしっかり安定します。

 

試走のススメとNB-76のインプレ

本当にツーリングに行く前に、実際に荷物を入れて試走することをお勧めします。
走りだすとバッグが下がってきて、マフラーやタイヤに干渉することもあるので。

 

インプレっぽい話

NB-76はベルト調整がマジックテープ式からアジャスター方式に変わったことが一番大きな変化です。

利便性は高くなったのですがデメリットもありました。

 

やっぱりアジャスターは緩みやすい

荷物の荷重が掛かっているときは問題ないのですが、タンデムライダーが足をひっかけたりけり上げたりしたときに、荷重が抜けてずるっと緩んだことがありました。

これは結構気になったので、次の記事で対策しました。

mototabilog.hatenablog.com

 

固定ベルトの再装着がめんどくさい

シートからベルトを外す時はアジャスターを緩めなくてはなりません。
そうなると次回装着時はまた調整のやり直しです。

マジックテープ式の場合はシート上面のマジックテープ合わせ位置を調整するだけだったので位置調整は簡単でしたから。

 

アジャスターもいい感じの調整位置がわかるようになればさほど時間はかからないと思いますが、もう少し慣れが必要ですね。

 

荷物の出し入れなど使い勝手自体は旧品と全く同じです。
新鮮味は無いのですが、それが良いということで満足度高い商品でした。

 

今日もお疲れさまでした。